透析中の急変って多いの?

透析を受けている患者さんはいろいろな疾患を持っています。
腎臓が機能していない為に透析を受けている為、命に関わる危険もあります。
透析中に急変する事も少なくありませんから、いろいろな疾患についての知識や技術が必要とされます。

 

透析を受けている時は、患者さんの体調が悪くなる事は良くあります。
透析を受ける事により、余分な水分や老廃物が排出されます。
それにより、体内のバランスが崩れてしまうんです。
全身の脱力感、吐き気、嘔吐、頭痛、筋肉の痙攣、意識障害など、いろいろな症状を引き起こします。

 

このように、透析中には急変が起こったり、どんな症状が見られるかわかりませんから、
いろいろな疾患についての知識がないとなかなか対応できません。
いろいろな症状の中でも、良く見られるのは血圧の低下ではないでしょうか。
血圧が低下してしまった時には、除水速度を落としたりして様子を見て、時には透析を終了する場合もあります。

 

透析中に急に嘔吐や意識障害などが起きると、慣れないうちはかなり慌ててしまうと思います。
慌ててしまうと、患者さんに不安を与えてしまい、的確な対応ができなくなってしまいます。
どんな症状が起こっても、冷静に対処する事がとても大切です。

 

透析室での仕事は、病棟とは違った雰囲気がある為、慣れるまでは大変かもしれません。
しかし、慣れるまではプリセプターがついていますし、他の看護師や技師やドクターもその場にいますから、
一人ではありません。
落ち着いて、スタッフに協力してもらいながら対処する事が可能です。

 

透析室の仕事は確かに急変は多いのですが、いろいろな疾患の知識や技術を得る事ができますから、
やり甲斐を持って仕事をする事ができる職場です。